爆笑・太田暴走!『よなよなペンギン』監督と宮崎駿の悪口語り合った?
日本とフランスのアニメーション・クリエイターたちが国境を越えて手を組み、ハリウッドとはまたひと味違った形で描き出した、新感覚のフルCGアニメーション『よなよなペンギン』が12月に公開を迎える。これに先駆け、7月13日(月)に本作の製作報告記者会見が行われ、監督のりんたろうを始め、声優を務めた森迫永依、田中麗奈、爆笑問題の太田光と田中裕二が参加した。
日仏のコラボ作品ということで、会見では駐日フランス大使のフィリップ・フォール氏が挨拶し、その後、監督、キャスト陣が登壇となったが、太田さんはいつもの調子でいきなり「フランス大使の話が長いですね」といきなりの暴言。気を取り直して主人公のココの声を担当した森迫さんに一言挨拶を求めるも「はいはい森迫です」となぜか太田さんが割り込み、挙句の果てに「ポニョの声を担当しました太田です」と他作品の名前まで出す始末。会場は大きな笑いに包まれた。
森迫さんが演じたココは、ペンギンが大好きで、夜の街をペンギンのコートを着て歩くかわいらしい女の子。森迫さんは「純粋な心を持った、強い女の子です。友人をすごく大事にするところは見習いたいし、飛べなくても信じ続ける、あきらめないところは自分と似ていると思います」と笑顔で語った。
爆笑問題の田中さんが担当したのは、意外にも悪の大魔王ブッカ・ブーの声。田中さんもこのキャスティングが意外だったのか「デーモン小暮閣下がやればイメージぴったりだと思います」と語ったが、ここでも太田さんが神妙な顔つきで「田中は僕のバーターで役をもらってるので、その辺のところはあまり触れないでください」とまぜっ返していた...。田中さんはさらに、以前にも共演経験のある森迫さんについて「久々に会ったら身長が僕と変わらないくらいに伸びていてショックです」と驚いた様子で語った。
田中麗奈さんは、ココの親友の男の子・チャリーを演じたが「(男の子を)演じることはなかなかないので嬉しいです。いつも怯えて、ドキドキして自信なさげな男の子なので、"男らしさ"よりも"かわいらしさ"を意識して演じました。『キャッ!』と言ったりするちょっとした反応などで、女の子っぽくなってしまい、その辺を男の子っぽくするのが難しかったです」とふり返った。
そして散々、他人の発言に割り込んでいた太田さんだが、自身が演じるのは、適役と言えそうなひねくれ者のザミー。いざ、自身の役柄の説明になると「まだアニメを観ていないのでよく分からないですが」ととぼけ、さらには「この『"なよなよ"ペンギン』ですが...」とタイトルすらまともに覚えていない様子。「りんたろう監督とはいろんな話をしました。ときどき宮崎駿の悪口を言ったりして」と最後まで毒舌ぶりは健在だった。
そのりんたろう監督は作品について「世界の誰もが観たことのない作品になっています。フルCGの王道と言えばピクサーですが、彼らに追従してもかなわない。50年以上の日本の2Dアニメのノウハウ、日本のDNAで新しいものを作りました。絵本が動き出します!」と力強くアピールした。
『よなよなペンギン』は12月、全国にて公開。
2009年7月14日22時15分配信 cinemacafe.netより
関連記事:1件
【映画】「よなよなペンギン」
トラックバック
トラックバックURL:
コメントする