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爆笑問題 橋下知事に"救いの手"

 お笑いコンビ・爆笑問題の太田光(43)、田中裕二(43)、太田の妻で所属事務所「タイタン」の社長である太田光代さん(44)の3人が、今年4月に導入された「ふるさと納税制度」を利用し、今月5日、大阪府に計1000万円を寄付していたことが24日、わかった。橋下徹知事(39)が、旧知の爆笑問題に"直談判"して実現。先駆者である宮崎県の東国原英夫知事(51)に勝るとも劣らない"セールスマン"ぶりを発揮した。

  ◇  ◇

 きっかけは今年6月。爆笑問題がテレビ朝日での番組収録中に、たまたま同局の報道番組に出演していた橋下知事と遭遇。楽屋で話をした際、橋下知事が「『ふるさと納税』の寄付が集まらなくて困っている」と切り出した。

 光代さんが「出身者じゃないと寄付できないんじゃないの?」と尋ねると、橋下知事は「ネーミングで誤解されているけど、そうじゃない」と力説。納税の協力を依頼したところ、爆笑問題の2人が「だったら手助けしてあげたら」と寄付を申し出たという。

 「タイタン」は、橋下知事がタレント時代にマネジメント委託を受けていた。現在もプライベートでのテレビ出演の際などのマネジメントを担当しており、「橋下徹法律事務所」とも業務提携をしている間柄。人脈を生かし、知名度、人気ともに抜群の爆笑の2人にセールスをかけたのが"成功"した。

 橋下知事は記者団に「弁護士時代は(三人に)散々こき使われたが、(寄付金は)大切に使わせてもらいます。吉本興業のタレントさんにもお願いしたい」と話した。

 「ふるさと納税」は、納税者が寄付金の納付先や用途を指定できるため、3人の寄付は橋下知事が年度新規事業の目玉と位置づける「大阪ミュージアム構想」(地域の観光・文化資源を再発見し、集客を目指す)に活用される予定。光代さんは「橋下知事がすごく頑張っていらっしゃるので、お手伝いしたかった。大阪府の文化振興に役立ててもらえれば」と話した。

2008年9月25日9時32分配信 デイリースポーツより

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