スポンサーリンク

「太田総理」の打ち切りは爆笑問題人気の"終わりの始まり"か

爆笑問題が司会を務める「太田光の私が総理大臣になったら...秘書田中。」(日本テレビ)が9月いっぱいで打ち切られる。

「太田総理」は爆笑の太田光(45)が総理大臣に扮してマニフェストを掲げ、田中裕二(45)は進行役で、ゲストの国会議員らと討論する番組。06年4月にスタートしたが、最近は視聴率ヒトケタ台をウロウロ。4年半続いたが、あえなく打ち切りとなった。

 爆笑問題はこれでテレビのレギュラー番組が「サンデー・ジャポン」(TBS)、「雑学王」(テレビ朝日)、「爆笑問題のニッポンの教養」(NHK)など5本だが、「太田総理」の打ち切りでゴールデンの番組がゼロになる。全盛期はテレビだけで11本ものレギュラーを抱えていた売れっ子のピンチだ。そこで「賞味期限切れ」の声も。

「太田の芸人としてのセンスはお笑い界では抜きんでていますが、方向転換が必要な時期に差し掛かっています」というのは芸能評論家の肥留間正明氏だ。

「『太田総理』の場合は、太田が顔を真っ赤にしてこめかみに青筋立てながら、まくし立てるスタイルが初めはウケたが、ワンパターンで視聴者に飽きられた。太田が見習うべきはビートたけしです。『TVタックル』を見ていればわかりますが、たけしは要所でしか発言していない。太田のように一人でハマコー役も三宅久之役も務めることはない。いつまでも現場の第一線ではなく、たけしがツービート時代を経て『たけし軍団』を結成して笑いのスタイルを変えたような方向転換が必要な時期といえます」

 バクモンに秋風。

(日刊ゲンダイ2010年8月17日掲載)

2010年8月20日 10時00分配信 ゲンダイネットより

トラックバック

トラックバックURL:

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。

スポンサーリンク