＜新・三銃士＞ＮＨＫ連続人形劇、１４年ぶり復活
ＮＨＫで１４年ぶりに復活する新作人形劇「新・三銃士」の発表会があり、劇中に登場する人形が初めてお披露目された。脚色・脚本の三谷幸喜さんは「（ＮＨＫ人形劇の）『新八犬伝』で育った世代なので、脚本を手掛けることになって本当にうれしかった。紅白歌合戦の審査員をやって以来の感動です」と喜んだ。
「新・三銃士」は、アレクサンドル・デュマの「三銃士」が原作。血気盛んな青年のダルタニアンが、アトス、ポルトス、アラミスの三銃士と出会い、さまざまな事件を通じて鍛えられながら成長していく冒険活劇。ＮＨＫの連続人形劇は、９３～９５年に放送された「平家物語」を最後に約１４年間制作されていなかったが、ＮＨＫ教育テレビの放送５０周年を記念して復活した。
キャラクターデザインは、リーバイスのプロモーションプロジェクトにもかかわったアーティストの井上文太さん。横に動かすことが多い人形劇では異例の奥行きのある大きなセットを使用し、立体的な動きを取り入れる。ダルタニアン役に映画「ラストサムライ」にも出演した若手俳優の池松壮亮さん、アトスを山寺宏一さん、アラミスを江原正士さん、ポルトスを高木渉さんがそれぞれ演じ、ヒロインのコンスタンスを貫地谷しほりさん、女スパイのミレディーを戸田恵子さんが担当する。ナレーションは、爆笑問題の田中裕二さんで、三谷さんと田中さんは人形としても劇中に登場するという。
三谷さんは「コーヒーカップのような小物まで、すべてがこのために手作りされている。１話２０分ですが、１、２時間の映画を見たような充実感があるんです。ぜひ正座して見てほしいですね」と語った。
「新・三銃士」は１０月１２日午後６時から放送開始。２３日までは月～金曜日に放送し、３０日からは毎週金曜日に放送する。全４０話の予定。【立山夏行】
2009年8月25日15時34分配信 毎日新聞より
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